Back to 坂戸

実家の母が骨折してからのことを、ここにゴタゴタ書いてしまっていて、中には気にしている人もいるだろうから、その後どうなったか、一応報告します。

結果から言うと、母は先日7/25月曜、実家のある坂戸市の、とある特別養護老人ホームに入所した。
多分一生ここにいることになると思う。

独居していた自宅で転倒し骨折したのが4月頭。
そこから入院、手術、リハビリ病院転院を経て。

僕は既述のとおり、いろいろ動き回ったり気を揉んだり変な電話に付き合ったりした。

特に、申し込んだ特養ホームは30人の順番待ちで、こりゃいつになるかと思われたが、
優先順位がまさかの1位に繰り上がり、
院内接触で疑われた結核も陰性の結果が出て、
あとは、すいすい事が運び、あれよあれよという間に、すんなり入所。
何のドラブルもなく。
怖いくらいに。

ああ、よかった、てなもんであるが。

実は、全く晴れやかな気分ではない。
むしろここ数日、暗い気分でいる。

母は自宅に帰りたかったに違いないからだ。
その場合、もう、独居というわけにはいかない。僕単独なり、家族なりで実家に同居し、介護生活をする、という選択肢もあるにはあったのだ。

でもね…。


本当にこれでよかったのか。

今でも悩んでいる。

 

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そんな中、6/19は落語、二人会を開いたのであるが、これについてもここで大々的に宣伝したのであるから、結果をご報告します。

お客を20人は呼べ、と言われていたのだが、僕のお客は32人も来てくれた! 感謝である。
相方も同じくらい呼び、落研の人たちも多数来てくれて、全部で90人近い観客で大盛況。
そんでもって僕は30分の噺を含む2席。
今持てる力を出し尽くした。
んで、大いにウケた。大満足。
相方も大いに爆笑をとり、大成功の会となった。

しかしである。

余韻に浸り切っていた翌日の夜、僕が呼んだお客の一人からコロナ陽性者が出たと報告があり、事態は一変。

お客はマスクをつけていたので落語会の来場者は誰も濃厚接触者にはあたらないのであったが、
僕はその客と打ち上げに行ってたもんだから、濃厚接触者となっていた。

まさに天国から地獄。

各所に連絡、相談。
一応、僕の知る限りの来場者全員にその旨を連絡する。この作業がおっそろしく手間だったし苦痛だった。二度とやりたくない。

そんでもって、僕はそこから7日間自宅待機。仕事場にも家族にも迷惑をかけた。これも二度とやりたくない。

自宅待機中、いろいろ考えた。
あそこまで客を集めるべきではなかった、とか、
そもそも、会を開くべきではなかったのではないか、とか、
反省の日々。

結果、僕はPCRで陰性。
来場したみなさんも、感染しなかったようで、何より。心底ほっとしている。

しかし。

もう、こういう自分が主催者となる会は二度とやらない。
やるなら10年後だな。うそ。でも少なくともコロナがなくなるまでは、主催はしない。
主催しても、無理に客は集めない。

それくらい、怖い、たいへんに痛い思い出となった。
本当はとてもいい思い出になるはずだったのにね。
トラウマだ。

さて、これを書いているのが7/29。昨日は東京で一日の感染者がついに4万人を超えた。

これからどうなるんだ?